Supporter Interview

昨年比3倍超えの来場「犬」数を記録。スキー場の閑散期というイメージを払拭した、白馬のペットフレンドリーなシーズンの提案とは? 昨年比3倍超えの来場「犬」数を記録。スキー場の閑散期というイメージを払拭した、白馬のペットフレンドリーなシーズンの提案とは?

昨年比3倍超えの来場「犬」数を記録。スキー場の閑散期というイメージを払拭した、白馬のペットフレンドリーなシーズンの提案とは?のイメージ画像

Client

白馬観光開発株式会社

代表取締役社長 和田 寛(わだ・ゆたか)様

Overview

ペットを連れて山に登ろう――。新施設オープンと同時にペット連れ旅行客に向けて行った、白馬の春から秋の観光に関する取り組みをご紹介します。スキー客が主要ターゲットだった白馬の新しい取り組みを振り返るとともに、そこから見えてきた可能性にクローズアップ!

白馬観光開発様× PECO の取り組み

  1. PECOユーザーへの認知拡大 HAKUBA MOUNTAIN HARBOR告知記事と動画

    HAKUBA MOUNTAIN HARBOR のオープンに向けた事前告知記事の掲載と、
    オープンイベントに潜入した動画を撮影してPECOメディアで拡散

  2. リアルな場でのユーザーアプローチ ドッグラン『わんわん広場』監修

    小型犬/中・大型犬用ドッグラン『わんわん広場』の監修

Interview

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「白馬」= 雪、スキー?

「白馬」と言うと、スキーというイメージが強いと思います。しかしスキーがブームだった25年くらい前と比べると、スキー場の来場者数は全国的に3分の1から4分の1に落ち込んでいて、ここ近年スキー離れが加速しています。

そこで弊社では、何年も前から「オールシーズンのマウンテンリゾートになろう」という目標を掲げてきました。春から秋は「グリーンシーズン」として、その期間にもっと安定的にお客さんを呼び、新緑や紅葉を楽しんでもらおうと。

ただ思い切った投資というのは出来ていなくて、山登りやトレッキング、夜にゴンドラを動かしての星空観察など、元々あるものを生かした程度でした。

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ペット連れのニーズが絶対にあるはず!と、試行錯誤の日々。

さまざまな可能性を模索している中、ペットを連れてお出かけしたい、山に登りたいというニーズもきっとあるのだろうと感じていました。ゴンドラにワンちゃんと乗れるというのは以前からあったのですが、告知もそれほどしていなかったし、たいした来場者数ではなかった。ただ、それができるのは、それ程多くはないんです。なぜかと言うと、国立公園に入るところは、自然保護の観点からペット連れ禁止だからです。だから、それを生かさない手はないと思っていたんです。

ただドッグランも以前からあったのですが、スタッフで手作りしたレベルのもので、お客様からの評判はあまり良くなくて(苦笑)。一昨年にはドッグランを一回拡張してみようってことで、あるスキーコースをほとんどドッグランに改造してみたのですが、坂が急すぎてペットが遊べないとか、下草が刈られていないとか。ポテンシャルはありそうな市場なんだけど…と思いながら試行錯誤していました。お客さんが本当に喜ぶものは何か、そしてそれをどう告知・拡散したら良いのか…。予算もあまりかけていなかったですし、アイデアも無かったですね。

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「プロの目線」を入れないとダメだと気づいて。

2018 年に岩岳に新施設「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」をオープンすることになり、ペット向けにもさまざまな案を考えたのですが、自信をもって打ち出せるほどのコンテンツは見つけられず、「これはプロの目線を入れないとダメだな」と思い始めました。そもそも、「ペット連れの方が喜んでいただけるリゾート施設ってどういうもの?」という点や、またリゾートに限らず、ドッグランで言えば、どういう導線の作り方をすると良いのかとか、そういうアドバイスをいただきたかった。そしてそれをどう世の中に周知、拡散させるか。それがPECO さんにお願いした理由です。

実はPECO さんに知り合いがおり、ペットメディア最大手というのを知って、ペットのことを相談するならここだなと思っていたんです。

今回やるからには、しっかりしたものを作りたかった。食事面にしても、自分たちで中途半端なカフェを作るのではなく、THE CITY BAKERY さんに入ってもらうことで、きちんとバリューを高めたかったですし、他の部分もそういったコンセプトで進めました。プロに任せるところは任せようと。

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PECO さんには何度も現場に足を運んでもらい、本当に必要なものは何なのかを見極めてもらいました。ドッグランにしてもマイナーチェンジですが、二重扉にしたり、うんちボックスを設置したり、予算の中で本当に飼い主さんが喜ぶものに絞りました。

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予想以上の反響・反応に、今後も手ごたえ。

僕らが思っていた以上の反響がありました。総来場者数はHAKUBA MOUNTAIN HARBOR開業1ヶ月で3万人強。単日で一番多い日では約3千人でした。これは、冬のトップ日に近い数字なんです。昨年10月11月の2ヶ月での実績が5千人強でしたから、その約6倍。ペット券(ゴンドラにペットを乗せるときに購入する券)で言うと、昨年の10月は210枚だったのに対して、今年は630枚と、確実にペットの数も増えている。だから『PECO さん、すげーな』って社員全員が言っています(笑)。

実はちょっと気になっていたのが、ペット連れでないお客様がどう思うか、でした。でもむしろ、「ワンちゃん居て、可愛いね」って反応で、全然心配無かったんです。

現場のスタッフが頑張っているのはもちろんですけれど、プロのしっかりした目線で造ってもらって、「ペット向きのものがありますよ」って自信を持って打ち出せるようになったのは大きいですね。

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さらにオンリーワンのペットフレンドリーを目指す。

昨年に比べると来場されている方の滞在時間が延びているように思います。オープンしたテラスはもちろん、小型犬用、中・大型犬用と2カ所のドッグランを設置して面積を増やしましたし、森の中をぐるっと1周できる散歩コースなど、やれることが増えたのが要因かな、と。滞在時間が延びれば自ずと周辺の施設も利用していただいているでしょうし、収益につながります。ペット連れの旅行というのは大きなイベントで、それを目的にして来てもらえるのであれば、我々もすごく有難いので、今後もそういう施設をしっかり用意していきたいと思っています。

利用者の声を受け、ワンちゃんと散策できるコースを造ろうという話も出てきています。専用の散策路が良いのか、現在の散策路の一部を開放するのが良いのか、そういったことも検討しながら。さまざまなニーズに対し、毎年少しずつ手を加えながら良くしていきたいです。

もちろんそれには、PECO さんの力が必要です。我々がやりたかったことをしっかり把握していただいて、予算、人数、場所の要件などから現実的な提案をしていただけた。そして限られた予算の中で、どういった告知プランが良いかなどをかなり親切にやっていただけました。何より結果が出た(笑)。

ペット連れのお客様というのは、すごいメインストリームではありませんが、我々がユニークなポジションを打ち出せるターゲット層なのは確実です。PECO さんにはこれからも、「ペットフレンドリーな白馬岩岳」というブランド作りを一緒に歩んでほしいと思っています。

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